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日本酒を擬人化!キャラクターでアピールする「萌酒(もえしゅ)」

日本酒を擬人化!キャラクターでアピールする「萌酒(もえしゅ)」の画像

近年動物や昆虫、剣や駅・家電製品などさまざまなモノが擬人化してキャラクターとして活躍をしています。

可愛い女の子や恰好良い男の子がキャラクターとなり人気が出た商品も少なくありません。

 

そんな中で日本酒も擬人化されキャラクターとなり、一部の人にとても人気があります

そういったキャラクターをメインとした日本酒を「萌酒(もえしゅ)」と言います。

 

まだ認知度は低いですが日本酒をより多くの人へ知っていただける一つの方法だと思います。

そんな萌酒はどういったものか、まとめてみました。

日本酒を擬人化!キャラクターでアピールする「萌酒(もえしゅ)」

萌酒には大きく分けて2種類あります。

  • 日本酒の味をイメージして作られたキャラクターで売り出している日本酒
  • アニメなど元々いるキャラクターをイメージして作られた日本酒

どちらもラベルにキャラクターを描いてアピールしており、キャラクターの描かれたラベルと萌えラベル、と呼ぶそうです。

日本酒としてそのまま味わって、飲み干したら部屋のインテリアとして飾っておく人もいます

 

特に、既存アニメキャラクターを使った日本酒は最近話題である「アニメの聖地巡礼」で訪れるファン達へ向けた商品として多くの種類があります。

こういった商品は日本酒に限らず、キャラクターに合わせ梅酒や焼酎・ワインなどもあります。

今ではアニメコラボグッズがとても流行り、萌酒サミットが開かれるほどです!

 

毎年夏に秋葉原で行われるイベントで主にお酒の試飲や購入、それぞれ各ブースではお酒以外の限定グッズの販売もあります。

イベントでは声優さんがゲストとして来ることもあり、多くの人々が集まります。

入場料は無料、アニメもお酒も好きな人にはたまらない祭典です。

 

2017年のサミットはもう終わってしまいました。

しかも実はタイトルが「ザ・ファイナル」となっていて、最後の開催だったそうです。

 

残念。

とはいえ、それだけ「萌酒」が注目を集めていたということは確かです。

日本酒キャラクター化プロジェクト「ShuShu」

ソーシャルゲーム企画・開発を主に行う株式会社オルトプラスが人気イラストレーターや漫画家、蔵元と提携し日本酒をキャラクター化して活性化させる日本酒キャラクター化プロジェクト「ShuShu」が2016年7月より始めました。

 

公式サイト「日本酒(にっぽんさけ)ものがたり」も開設し、キャラクター・日本酒紹介やそれにちなんだ文具、缶バッチといったグッズの販売などしています。

ShuShuは「酒種」「酒主」から名前をとっており、お酒の象徴的存在・お酒の種類、銘柄を顕す存在となるものという意味を持ちます。

 

その日本酒の歴史や時代背景などを物語のように考え、作家さんにキャラクター化してもらうことで紡いでいこうという目的を持って設立しました。

 

文字だけ描かれたシンプルなラベルも日本酒の良さの一つですが、イラストが描かれていると日本酒に抵抗のある若者でも手に取りやすくなるのだと思います。

キャラクターを気に入ったから日本酒に興味を持った、という人もきっと増えてくれはずです。

キャラクター化された日本酒紹介

現在日本酒ものがたりでは16体のキャラクターされた日本酒がありますが、全部の紹介はできないので個人的に気に入ったキャラクターを紹介させていただきます。

田酒 泉心(たさか せいしん)イラスト:松本零士

青森県の西田酒造で醸造されている田酒をイメージしたキャラクター、見ての通りイラストは銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトの作者である松本零士氏が手掛けています

 

萌えというと可愛いイメージをしがちですが、松本零士氏の描いた男の子は勇ましく力強さを感じますね。

 

田酒は田んぼの酒、という意味でお米以外の醸造アルコールなどを一切使わないお米の旨味や香りだけを求めた純米酒です。

冷やして香りを味わいながら飲むのがオススメです。

 

田酒はこちらの記事でも詳しく紹介しています。

本州最北の青森で造られる日本酒!入手困難な「田酒(でんしゅ)」日本の本州最北端に位置する青森。日本有数の豪雪地帯でもあるこの青森で、唯一の酒造、西田酒造が造る日本酒「田酒(でんしゅ)」をご紹介します。日本酒の中でも高級な銘柄ですが、こだわりの一本は日本酒ファンにも人気で入手もなかなかできない銘柄です。...

高山妙(たかやま たえ) イラスト:ヤスダスズヒト

春香 鹿音(はるか かのん) イラスト:ヤスダスズヒト

デュラララ!!などの作者で知られるヤスダスズヒト氏が手掛けたキャラクターデザインの日本酒は即日150本を売るほど話題性があるものでした。

 

妙高山(みょうこうざん/新潟県)は越後富士、妙高山系の伏流水を仕込み水に使用していてやや甘口の日本酒です。

春鹿(奈良県)は香りの高いやや辛口、それでいて後味がスッキリとしているので辛味をそこまで強く感じさせない柔らかさがあります。

ともに少し冷やすか常温で飲むのがオススメです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

 

日本酒にイラストを足すだけでどこか親しみやすい、若者にも受け入れられるものに感じられますね。

プロジェクトはまだ日が浅いですか、今後もっと多くの日本酒にオリジナルイメージイラストが付くことだと思います。

自分自身の趣味で買ってみるのもいいですが、もし身近にアニメ好き&お酒好きの人がいれば誕生日プレゼントで贈るのにもオススメです

 

一風変わった日本酒は話題性もあり、きっと気に入ってもらえると思います。

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すぎたま
日本酒メンター・福岡のきき酒師|“やさしい日本酒案内人”として日本酒をもっと気軽に楽しめるように情報をお伝えしています!|好きな銘柄は「風の森」「鳳凰美田」「田中六五」。|住吉酒販(福岡県)公認パートナー|唎酒師(ききさけし)・日本酒ナビゲーター|日本酒好き本職IT系サラリーマン|酒屋さんをはじめとするWebサイト制作やWebツール活用などのお手伝い
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