おすすめの飲み方

水の滑らかさが旨味の秘密!超軟水の黒曜水で造った日本酒〜瀧澤〜

日本酒にとって水は造りに重要な要素でもあります。

 

日本全国多くの名水がありますが、名水だからといって日本酒造りに必ずしも適した水質だということはありません。

 

ですが良い水はいい酒には欠かすことは出来ず、水に合った酒造りというのも存在します。

 

長野県信州銘醸が造る、瀧澤という銘柄もその一つです。

今回はこの瀧澤という銘柄をご紹介します。

 

 

1. 日本一の超軟水仕込み

 

瀧澤は黒曜水という日本一の超軟水を仕込み水に使っています。

 

日本酒は軟水で仕込むとミネラル分が醸造途中で発酵を遅らせるため、通常よりも時間と手間がかかります。

 

ですがその分、味がよく出て日本酒としては甘口・旨口の酒になります。

 

超軟水ということもあり、口当たりがとてもまろやかになるのが瀧澤というお酒の特長です。

 

またこの黒曜水ですが、地下水から汲み上げているということもあり、かなりの労力とコストがかかっています。

瀧澤で一番手間が掛かるのは水の汲み上げだとも言われています。

 

2. 季節品が主に生酒

 

瀧澤は基本商品として5つの商品がありますが、すべて火入れの商品で生酒がありません。

生酒はすべて季節ごとの限定品となっています。

 

新酒の時期に出る特醸の生原酒と、活性にごりの純米生原酒

春先に出る純米吟醸うすにごり

夏酒として出る純米吟醸の生酒と、そして秋のひやおろしとなります。

 

四季を通じて限定的に生酒を出し、季節感のメリハリをつけています。

限定品が定番品の生というのも面白いです。

 

3. 瀧澤の味わいとラインナップ

 

瀧澤は使用する黒曜水の特徴から、口当たりの良い滑らかさが基本にあります。

その基本がありつつ、それぞれの特徴があるので定番と限定の生を合わせてご紹介します。

 

■ 特醸/限定生原酒

瀧澤 特醸

 

本醸造ならではのキレがありながら、スッキリさと滑らかさが際立つ一本です。

 

定番品は風味はやや甘く、吟醸と同じ丁寧な造りからやや適度な吟醸香があり、リーズナブルな晩酌酒です。

冷やしても燗につけても自由な飲み方が出来ます。

 

限定品は原酒の力強さが全面に出ている本醸造です。

 

定番品にはない生酒の味わいの強さを出してキレを深めていて、濃い味の料理にも負けない食中酒としての飲み方もできます。

風味は定番品よりも甘くなっています。

冷やしてお飲みください。

 

■ 純米/活性にごり

瀧澤 純米酒

 

コクと旨味がある滑らかな口当たりが特徴の純米です。

 

定番品は風味は普通で、独特な落ち着いたお米の香りがします。

瀧澤の中では派手さはないものの、燗で飲むとお米の膨らみが増し落ち着いた味わいを楽しめます。

常温から燗がおススメです。

 

限定品活性にごりは、ガス感がしっかりと感じられ、真っ白なにごりが溜まった瀧澤唯一のにごり酒です。

定番品に比べ、米のコクよりも米らしい旨味が強くしっかりとある味わいです。

風味は甘く、旨味と酸味が全面に出てきます。

その年の出来にも寄りますが、冷やして飲む以外にお好みで燗にしてみるのも面白いです。

 

■ 純米吟醸/薄にごり/夏酒

瀧澤 純米吟醸

黒曜水の持ち味が最も生きた、香りと滑らかさが旨くマッチした上品な純米吟醸です。

 

定番品は風味はやや甘く、精米の高さから他の瀧澤よりもダイレクトに酒質の滑らかさが伝わります。

 

香りの良さと旨味も感じますが、丁度よく拡がり過ぎない後引きの良さが、何杯でも飲んでしまうスッキリさも併せ持ちます。

軽く冷やして飲むのがおススメです。

 

薄にごりの純米吟醸は、火入れ特有の「硬さのある滑らかさ」ではなく、「生酒特有の染み渡る滑らかさ」が感じられるのが一番の特徴です。

まだ新酒の時期に出荷されるので、味が乗り切れていないところもありますが、黒曜水の生の純米吟醸が楽しめる一本です。

 

風味は定番品よりもやや甘く、香りも味も原酒らしく強く出ます。

冷やしてお飲みください。

 

夏酒の純米吟醸は加水の生酒です。

風味は甘く、味の膨らみも夏酒にしてはどっしりとしていて、旨味も強く出ています。

しかし後味はどこか辛くキレて、食中にもおススメ出来る純米吟醸です。

 

夏の生酒なので味の安定感は他の生酒よりもしっかりしていて、夏でもしっかりと旨口な日本酒を飲みたい方にはピッタリです。

しっかりと冷やして飲むのがおススメです。

 

信州銘醸は地元向けの日本酒として、黒曜という銘柄も出しています。

まさに黒曜水を意識した銘柄ですが、瀧澤はまず水ありきな造りから入っている銘柄です。

 

日本酒ではよく重要視するのは、水よりも酒米の方が多いですが、水が酒造りに適しているかどうかも、その場所で日本酒を造る上での条件とも言えます。

 

昔に酒蔵を立てる際には、良い水の水源があることも条件だったのではないでしょうか。

 

日本酒を飲む際にはお米と同じく、水も気にして飲んでみるのもいいのではないでしょうか。

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Sugitama
管理人:Sugitama 日本酒大好きな関西人。 好きな銘柄は「冩楽」「而今」。 日本酒専用冷蔵庫のコレクションから選んで晩酌するのが幸せ。 日本酒の銘柄や各都道府県のまとめ記事、風味別などで検索して見てください。 Sugitama 20代・会社員。日本酒がある小さな居心地の良い居酒屋を探すのが好き。 New! 2017/11/4 日本酒ナビゲーター資格取得(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)認定)
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